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ツナ缶はなぜツナ缶というか。

ツナだとかシーチキンだとか、いろいろな言われ方をしています。ツナ缶って何なのかご存じでしょうか。多くの方は知っていると思われますが…

ツナは、英語でそのまま「tuna」と書き、日本語では「マグロ」のことです。つまり、ツナ缶は「マグロの缶詰
」です。

では、シーチキンとは何でしょうか。
これは、実ははごろもフーズの登録商標で商品名なのです。
セロテープと同様に、あまりにも有名になったことで一般の名刺のように使われるようになったようです。

参考
http://www.hagoromofoods.co.jp/seachicken/

エルニーニョとラニーニャ

数年前に話題になったエルニーニョ現象。ペルー沖の海水の温度が上がる現象です。異常気象の典型というイメージがありますね。

このエルニーニョ現象の名前の由来はスペイン語の「El Nino」でElは、英語で言えばthe(定冠詞)です。つまり、エルニーニョは英語に直せば「The Boy」ということになります。一般的な名詞に「The」が着くときは特別な意味になることがあり、この場合は「神の子(キリスト)」を意味します。

ラニーニャ現象の名前「La Nina」は男の子にちなんで付けられた名前で英語で言えば「The Girl」です。ただ、特別な誰かを意味しているわけではないようです、。

ちなみに、スペイン語では男性・女性や単数複数で定冠詞が変わり、「la」は女性の単数形に着く定冠詞です。(男性複数los、女性複数las、中性lo)。英語にするとすべて「The」です。

ところで、日本の気象庁ではペルー沖(南緯4度と北緯4度、西経150度と西経90の間の海域)の月平均海面水温(5ヶ月移動平均)が6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、6か月以上続けて-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象と定義しています。実は1950年以前にも観測されている現象なので、温暖化とは必ずしも関係ない現象です。

スペイン人にとっては男の子現象、女の子現象という変な名前の現象の紹介でした。

参考URL
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/20th/nindex.htm

ウインナーとフランクフルトの違い

ウインナーもフランクフルトもソーセージですが、違いを考えたことはありますでしょうか。そういえば、マイナーかもしれませんがボロニアソーセージというのもあります。

実は、これらの原料や製造方法は同じです。違う点は、詰めものの違いでした。ウインナーは、羊腸に調味料などを加えたひき肉を詰めて加熱加工したもので、フランクフルトソーセージは、豚腸に詰めたものだったのです。ボロニアソーセージは牛腸に詰めたものでした。

現在では保存や衛生、原材料の調達の面から人工ケーシングを利用するようになっています。そのため、名称の違いはほとんどの場合は太さの違いによります。商品の太さが20mm未満の人工ケーシングに詰めたものをウインナー、20mm以上36mm未満の人工ケーシングに詰めたものをフランクフルト、36mm以上の人工ケーシングにつめたものをボロニアソーセージと呼んでいます。

ケーシングの違いだったものが、いつの間にか単なるサイズの違いになってしまったようです。

参考
http://www.nipponham.co.jp/

プロレス運輸

株式会社プロレス運輸という会社があります。創業から7年ほどの若い会社です。

社長の伊藤氏は元プロレスラーとしてリングに上がったこともある社長。なかなか変わった会社名です。テレビCMも放映しており、広報担当プロレスラーとして「獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス所属)」さんが出演しています。

ちなみに、今のところはプロレスラーが荷物を運んでくれるわけではないようです。将来実現したいという夢もあるようですね。

参考
プロレス運輸

愛媛大学の田中耕一氏

ノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏はあまりにも有名な人物。現在、彼はいくつかの大学にて客員教授を務められております。その中の一つに愛媛大学があります。

ただ、少し問題があった時期がありました。実は、愛媛大学には別の田中耕一氏がいらっしゃったのです。漢字も同じ「田中耕一」氏です。

その同姓同名の田中耕一氏は愛媛大学工学部応用化学科の助教授で、有機化学が専攻。ノーベル化学賞受賞者の田中耕一氏が愛媛大学の客員教授になられてからしばらくして関西大学にうつられ、現在は教授を務められております。分野もかなりにており、非常に困ったのではないか…と思われます。

よくある名字とはいえ、何とも微妙なことでありました。


ちなみに、現在関西大学にて教授を務められている田中耕一氏は筆者の同級生の父です。中学校から大学まで同じ学校なのですが、最近まで同姓同名だと気が付きませんでした。この場を借りて白状いたします。

セントレアって?

何かと話題の中部国際空港の愛称、セントレア。今回は本日オープンしたこのセントレアについて。

南セントレア市のイメージが先行していますが、実は「南セントレア市」の予定していた領域にに含まれていません。名前の通り、この市より北にあり、地名に含まれています。その地名とは「愛知県常滑市セントレア1丁目~5丁目」。郵便番号は「479-0881」です。セントレアは日本で5番目の国際空港で、3番目の海上空港。そして、日本初の民間会社の運営する空港です。

セントレアの由来は「Center + Air」。「中部の空港」の意味以外にも「中心的(CENTRAL)機能を果たす空港(AIRport)」という意味があります。ちなみに、この名前を提案したのは、「愛知県」の人ではなく、「愛媛県」の人です。一文字違います。

ちなみに、旧・南セントレア市の候補に「遷都麗空市」という名称がありましたがセントレアを漢字で書くことはないでしょうね。どれだけふざけてたんでしょう…?。


追記
国内の他の国際空港は那覇・新千歳・関西・成田です。

参考
http://www.centrair.jp/
http://www.cjiac.co.jp/kouhou/contents/2000/aisyou.html

おはぎとぼた餅:10の名前を持つ食物

おはぎとぼた餅の違いって知っていますか?実は、全く同じものなのです。

おはぎは、萩の花が咲く秋の名前です。ちなみに、萩は秋の七草の一つです。
それに対して、ぼた餅は牡丹の花が咲く春の名前なのです。

ちなみに、あまり使われていませんが、夏は夜船、冬は北窓と言う名前があります。

なぜ、こう呼ぶかというと餅は「搗(つ)き」ますが、この食べ物は「搗き」ません。ここから、夏は、「搗かない」→「着いてもわからない」ということで夜の船、「夜船」と呼びます。また、冬は「搗かない」→「月が入らない」ことから北の窓「北窓」と呼ぶようになったと言います。

さらに、いつ搗いたかわからないことから「隣不知」、かゆのように軟らかい餅だからなまって「かいもち」、萩の花ににているところから「萩餅」「萩の花」、米を半分すりつぶすから「半殺し」とも言います。やわらかいことから「やわやわ」という名前もあるそう。

ということで、実は10以上の名前がついている食べ物だったりします。

リンゴ(林檎)の由来。

リンゴはなぜリンゴというか・・・。

リンゴ(林檎)の由来は、中国語です。「林檎」の「檎」という文字は禽(とり)という意味で、鳥が集まる木という意味が、リンゴの名前の由来です。
「リンキン」とか「リンゴン」とか呼ばれていたものがなまって「リンゴ」になったといわれています。

ちなみに、リンゴはバラ科ナシ亜科リンゴ属。原産地は中央アジアの山岳地帯、コーカサスから西アジアにかけての寒冷地だといわれています。現在日本で栽培されているものは、明治時代以降に導入されたもので、それ以前の中国由来のリンゴとはちょっと違うリンゴです。明治以前のリンゴ(中国由来)を「ワリンゴ」、明治以降のものを「セイヨウリンゴ」と呼びます。

学名は、Malus pumila。ちなみに、malusはラテン語で悪いの意味。きっと、アダムとイブが食べちゃったから「悪い」んでしょう。

マッキントッシュ

知らない人は知らないけれど、知ってる人は知っている。アップルコンピュータ(米アップル社)のコンピュータの名前、マッキントッシュ。でも、名前の由来を知っている人は少ないかもしれません。

実は、マッキントッシュはリンゴの品種名なんです。日本だと、「富士」とかが有名ですね。

カナダ産のリンゴに「McIntosh」というものがあり、Macの開発メンバーの一人、Jef Raskin氏がこのリンゴが好きだったから「Macintosh」と名付けたそう。このリンゴの名前は日本名では「旭」といい、ごく少数ですが売られているようです。

ちなみに、なぜ「McIntosh」ではないのかというと、McIntoshというメーカーがすでにあったから。日本でもMcIntoshの製品は売ってたりします。

参考URL
http://hp.vector.co.jp/authors/VA000964/asahi.htm