肉じゃがといえばお袋の味。和食の定番。テレビでもみんなそういっています。ほとんどの方が昔からある日本の伝統料理だと思っているのではないでしょうか。
実は、これこそ大嘘です。肉じゃがはビーフシチューを元にして開発された西洋由来のメニューで、明治時代に生まれたメニューなのです。
東郷平八郎が留学していたときにビーフシチューを食べ、その味を再現させたのが肉じゃがと言われています。ワインが手に入らなかったために全く違う料理になったと言われています。長い航海で栄養バランスが崩れやすい海軍においては、脚気と言われる栄養失調症がよく起こっていました。肉じゃがはその脚気を克服できる、重要な料理だったのです。
ちなみに、肉じゃが発祥の地として舞鶴市と佐世保が対立し、お互いが発祥の地だとアピール合戦をしています。
が、多くの人はどちらとも知りません。なんだかなぁ。